股関節の痛みのメカニズム

◆ 股関節ってどんな関節?

股関節は、骨盤のくぼみ(寛骨臼)に太ももの骨(大腿骨の骨頭)がはまった「球関節」。
全身の中でもっとも可動域が広く、体重を支えながらも滑らかに動く、まさに“身体の要(かなめ)”です。

でもこの関節、実はとても繊細なバランスの上に成り立っているんです。
少しでも筋肉の緊張や姿勢が崩れると、骨の動き方がズレて痛みを生みやすくなります。

◆ 痛みが起こる3つの代表的メカニズム

① 筋肉のアンバランス

股関節まわりには多くの筋肉があり、
特に「前側の腸腰筋」「お尻の大臀筋」「内ももの内転筋」「もも裏のハムストリング」がバランスを取っています。

どこか一部だけが硬くなったり、逆に弱くなったりすると、関節の軸がズレて“引っ張り合い”が起きます。
→ これが痛みの最初のサインです。

② 骨盤・姿勢のズレ

骨盤が前傾や後傾していると、股関節の角度が変わり、関節の中で“こすれ”が生じます。

特に多いのが、
•骨盤前傾 → 太ももの前や鼠径部に痛み
•骨盤後傾 → お尻や腰の付け根に痛み

姿勢のクセひとつで、股関節にかかる負担が大きく変わるんです。

③ 動作の使い方の偏り

歩く・座る・階段を上る、
日常の何気ない動きの中で「片側ばかり使う」「体重をかける癖」があると、股関節の内側や外側に偏ったストレスがかかります。

最初は違和感でも、慢性的になると炎症(滑液包炎・腸腰筋炎など)につながることもあります。

◆ 痛みを悪化させるNG動作
•脚を組むクセ
•片足に体重をかけて立つ
•長時間のデスクワーク
•反り腰 or 猫背姿勢

こうした“日常の積み重ね”が、股関節の動きを制限していくんです。

◆ 改善の第一歩は「ゆるめる→動かす→支える」

① ゆるめる

腸腰筋・お尻・内ももをストレッチで関節を正しい位置に戻す準備。

② 動かす

股関節を大きく回す・ヒップサークル・ウォーキングで、滑らかに動く感覚を取り戻します。

③ 支える

体幹・お尻・もも裏の筋肉を鍛えて、関節を安定させ、 「動いても痛くならない体」へ。

◆ 痛みは“バランスを取り戻してほしい”というサイン

股関節の痛みは、身体が「ちょっとズレてるよ」と教えてくれているサイン。

焦らず、ほぐして、動かして、整える。
それだけで、股関節は本来のしなやかさを取り戻します。

日常の一歩が、痛みのない軽い動きへのスタートです。

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